「バンコクで単身生活をすると、結局いくらかかるのか」。移住やロングステイを考えると、まず気になるのがここだと思います。統計の平均値はネットに出回っていますが、「個人の実際の支出」となると意外と情報が少ないものです。
そこでこの記事では、バンコク・オンヌットに住む私自身の1ヶ月分の家計簿を、項目ごとにそのまま公開します。結論から言うと、月の生活費は49,300バーツ(約236,640円)でした(1バーツ=4.8円で換算、保険・ビザ関連費用を除く)。
この記事の目次
家計簿の前提条件
数字だけを見ても、暮らし方が違えば意味を持ちません。まず前提を明確にしておきます。
| 居住エリア | オンヌット(BTSオンヌット駅から徒歩10分) |
|---|---|
| 住居タイプ | コンドミニアム(30平米・単身向け) |
| 対象月 | 旅行なし、突発的な出費なしの「普通の月」 |
| 為替レート | 1バーツ=4.8円(為替は日々変動します) |
| 含まないもの | 保険・ビザ関連費用 |
オンヌットは、シーロムやトンローといった中心エリアより家賃相場が抑えめで、なおかつBTSでバンコク中心部へ出やすいエリアです。「都心に近いけれど、家賃は少し落ち着いている」というバランスを狙う単身者にとって、現実的な選択肢だと感じています。
1ヶ月の支出一覧
| 項目 | 金額(バーツ) | 円換算 | 構成比 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 住居費(家賃) | 15,000 | 72,000円 | 30.4% | 30平米・BTS徒歩10分 |
| 食費 | 20,000 | 96,000円 | 40.6% | 自炊・屋台・外食のバランス型 |
| 交通費 | 6,000 | 28,800円 | 12.2% | BTS・MRT・Grab・タクシー |
| 通信費 | 700 | 3,360円 | 1.4% | 携帯SIM+自宅インターネット |
| 電気代 | 500 | 2,400円 | 1.0% | クーラー1日6時間ほど使用 |
| 水道代 | 100 | 480円 | 0.2% | |
| 娯楽費 | 7,000 | 33,600円 | 14.2% | 月1回のゴルフ(約2,500バーツ)を含む |
| 合計 | 49,300 | 236,640円 | 100% |
ポイントは、家賃と食費だけで全体の約7割を占めていることです。生活費を調整したいなら、まずこの2つを見るのが近道になります。
項目別の内訳と所感
住居費:15,000バーツ(72,000円)
オンヌットで30平米・BTS徒歩10分という条件なら、妥当な相場だと感じています。シーロムやトンローなど中心部だと、同じ条件でも家賃が2万バーツを超えるケースが多く、立地を少し郊外寄りにするだけで月5,000バーツ前後(約24,000円)の差が出る印象です。
食費:20,000バーツ(96,000円)
食費は、暮らし方によって振れ幅が最も大きい項目です。私の場合は自炊・屋台・外食を織り交ぜた「無理をしない」バランス型で、この金額になりました。
- 市場で自炊:エビが1kg200バーツ前後で買えることもあり、南国フルーツも豊富
- 屋台:チャーハン、スープ、ラーメンなどが1品50〜70バーツ。栄養バランスを考えて2品買っても150バーツ程度
- 日本食:バンコクは選択肢が非常に多く、すき焼き系なら100バーツ台から。一方で、好きなものを好きなだけ食べると1食300バーツは当たり前にかかる
「タイは何でも安い」と思って日本と同じ感覚で外食を続けると、食費はあっという間に膨らみます。
交通費:6,000バーツ(28,800円)
BTS・MRTの利用に加え、深夜や荷物が多い日のGrab・タクシーを含めた金額です。BTSで20分ほど乗ると50バーツ前後、往復で100バーツ。1回ずつは小さな金額ですが、毎日の移動になると意外に効いてきます。オンヌットのように駅から少し歩く立地では、駅までのGrabを使う頻度が上がりやすい点も意識しておきたいところです。
通信費:700バーツ(3,360円)
携帯SIMと自宅インターネットを合わせてこの金額です。日本でスマホと固定回線を別々に契約するより、かなり安く収まる実感があります。
電気代:500バーツ(2,400円)
クーラーを1日6時間ほど使ってこの金額です。タイの電気料金は1ユニット(1kWh)あたり4バーツ前後が目安で、コンドミニアムでは電力会社から直接請求されるため、この単価が比較的そのまま適用されます。バンコクでは電気代の大半がクーラー代なので、使用時間が長くなるほどこの項目は大きく変動します。
水道代:100バーツ(480円)
単身利用であれば数百円程度で、生活費全体に占める割合はごくわずかです。
娯楽費:7,000バーツ(33,600円)
月1回のゴルフ(1ラウンド2,500バーツほど)を含めた金額です。ゴルフ以外の交際費や趣味の支出を含めても、この範囲に収まりました。
暮らし方を変えると総額はどう変わる?(試算)
私の実例をベースに、暮らし方を変えた場合の月額を単純計算してみました。あくまで試算ですが、自分の場合に置き換える目安になると思います。
| シナリオ | 変更点 | 月額合計 |
|---|---|---|
| 私の実例 | — | 49,300バーツ(約236,640円) |
| 食費を屋台中心にする | 毎食2品(150バーツ)×3食×30日=13,500バーツに | 42,800バーツ(約205,440円) |
| 中心部に住む(家賃20,000バーツ) | 家賃のみ変更 | 54,300バーツ(約260,640円) |
| 中心部に住む(家賃30,000バーツ) | 家賃のみ変更 | 64,300バーツ(約308,640円) |
食費は工夫で下げられる一方、家賃はエリア選びでほぼ決まってしまいます。生活費の総額を最も左右するのは、どこに住むかだと感じています。
よくある質問
Q. バンコクの単身生活費は月いくらですか?
私の実例(オンヌット・30平米のコンドミニアム、バランス型の食生活、月1回のゴルフ)では、月49,300バーツ(約236,640円)でした。暮らし方やエリアによって、約4万〜6万バーツ台まで幅があると考えてください。
Q. 家賃の相場はどのくらいですか?
オンヌットで30平米・BTS徒歩10分なら15,000バーツ前後です。中心部(シーロム、トンローなど)では、同じ条件で2万バーツを超えることが多く、都心では3万バーツを超える物件も珍しくありません。
Q. 電気代はいくらくらいかかりますか?
クーラーを1日6時間ほど使って、月500バーツ程度でした。クーラーの使用時間や機種によって変動します。
Q. この金額に保険やビザの費用は含まれていますか?
含まれていません。保険・ビザ関連費用は月ごとの変動が大きいため、別枠で考えてください。
まとめ
バンコク・オンヌットでの単身生活は、私の場合で月49,300バーツ(約236,640円)でした。食費と家賃で約7割を占めるため、暮らしの満足度と出費のバランスは、この2つの選び方でほぼ決まります。
生活の質を上げる支出の一例として、バンコクのマッサージ相場とat easeのレビュー記事もあわせてご覧ください。
