
「40代、キャリア17年、収入ゼロ、現役大学院生」
文字にすると、なかなか無謀に見えるかもしれません。
これまで日本、アメリカ、シンガポール、タイと拠点を変えながら、17年間にわたって国際法務やコンプライアンスの仕事に没頭してきました。それなりに実績を積み、キャリアを重ねてきた自負はあります。
しかし、私は今、タイのバンコクでタマサート大学のロースクール(LL.M.)に通う「一人の学生」に戻っています。
正直に言えば、不安や葛藤がないわけではありません。 今日は、安定した収入を手放してまでなぜこの道を選んだのか、そしてこれからどこを目指すのか、リアルな胸の内を書いてみたいと思います。
40代で訪れた「収入ゼロ」の恐怖と葛藤
毎月当たり前のように口座に振り込まれていた給与がなくなり、残高が減っていく数字を見る瞬間。ふとした時に訪れる「自分は今、無職なのだ」という現実は、時にじわじわと焦りやストレスを生みます。
- 「このまま就職活動をして、どこかの組織に戻るべきではないか?」
- 「40代でキャリアを一時中断するのは、リスクが高すぎるのではないか?」
夜遅くまで作業をしてふと立ち止まった時、そんな葛藤が頭をよぎることもあります。
海外でのビザ申請や行政手続きのストレス、環境の変化も重なり、体は嘘をつきません。朝起きると耳の調子が悪く聞こえづらくなったり、皮膚に症状が出たりと、無意識のうちにプレッシャーを感じている自分に気づかされることもありました。
しかし、それでも私は「過去の延長線上にある安心」へ戻るのではなく、一歩前へ踏み出したいと考えています。
なぜ、今さら「学び直し」なのか?
私には、20カ国以上の旅や、長年の海外生活で培ってきた軸があります。 それは「相手の歴史や文化をリスペクトし、対話を通じて世界を深く理解すること」です。
17年の実務経験はもちろん自分自身の強力なアセットですが、変化の激しいグローバル社会において、過去の経験だけに依存することは危険でもあります。
東南アジアの最高峰であるタマサート大学院で、英語を使って最新の法学やビジネスを議論し、学び直すこと。
この「インプットと思考の期間」こそが、自分の次の10年、20年を支える決定的な差になると信じています。
労働時間に切り売りされる収入から脱却する
もう一つ、私がこのチャレンジで目指している大きな目標があります。 それは、「自分の労働時間に比例しない収入構造(ストック型・資産型ビジネス)」を作ることです。
これまでのように「自分の時間と労力を売り、その対価として給与や報酬を得る」スタイル(フロー型)だけでは、どれだけ稼いでも自分の時間を切り売りし続けることになります。
これから挑戦していく3つのアプローチ
- 学んだ知識や英語での思考プロセスを記事や教材に落とし込む
- 経験や独自の視点をブログやメディアに資産(ストック)として蓄積する
- 自分が動かなくても仕組みが価値を生み出し続けるモデルを構築する
自分が動いた分しか得られない収入ではなく、積み上げた価値が自動で巡る仕組みを作りたい。その実験場として、このブログやSNSでの発信をスタートしました。
葛藤の先にある「自分だけの人生」へ
40代でのキャリアの空白や収入ゼロという状態は、世間一般から見れば「レールを踏み外した状態」に見えるかもしれません。
しかし、自分自身の人生のハンドルを握り、自分の知識や経験を「資産」として育てるプロセスは、何物にも代えがたい面白さがあります。
このブログでは、
- タマサート大学院での日々の学び(講義の英語サマリーなど)
- 異文化交流から得た知見・対話術
- スポーツビジネスの裏側とガバナンス
など、自分のリアルな思考ログをどんどん書き溜めていきます。
同じように「大人の学び直し」や「キャリアの方向転換」「時間の切り売りからの脱却」に悩む方にとって、何かひとつでもヒントや勇気をお届けできれば幸いです。
無謀に見える挑戦の行方を、ぜひ温かく見守っていただけると嬉しいです。
