働き方

衝撃!タイより安い日本の部長の給料

タイの美しい寺院

衝撃的な記事がある。日本の部長は「タイより年収が低い」の衝撃的事実
タイトルからして驚きである。アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、シンガポールなどと比べて日本の給料が低いというのはまだわかる。しかし、東南アジアのタイにも抜かれたのか!? タイに在住経験ある私が実態に迫る。

タイの新卒はいくらもらってるの?タイのお給料事情

まず、タイ人の新卒は、給料が安い。四大卒で、大企業であっても、1万5000バーツ(約6万円)くらいからスタートする。30歳で3万バーツ(12万円)から4万バーツ(16万円)くらいしか行かず、日本と比較しても低いと言える。

30代半ばになり係長クラスになると、業界によっては、10万バーツ(40万円)程度もらう人も出てくる。このあたりから、収入格差が如実に出る。日本も同じかもしれない。この年齢になると、できる人とできない人の区別が明確になるため、会社はできる人に多くの給料を渡す。できる人には多くの給料を、できない人は少ない給料を。資本主義である。

タイの課長・部長はいくらもらってるの?

では、次に、タイの課長はいくらもらっているのか。40代の課長は、10万バーツ(40万円)を超えてくる。もちろん業界にもよるが、日系企業大手はこれくらい出していると聞く。ボーナスが3か月分くらい出るので、年収にして600万円ほど。この時点で、日本の課長よりもタイの課長の方が多くもらっている可能性すらある。信じたくない人もいるだろうが、これが現実。タイの課長の給料はここまで上がっている。

では、部長はどうか?上記の記事によれば、大企業において、タイの部長の平均年収は、2053万円である。日本は、1714万円。300万円も差が開いている。。。円安を考慮しても、日本の給料が安い。。。タイの部長の平均年収は、私の感覚では少し高い気がする。

私の感覚では、日系企業におけるタイの部長は、月収が20万バーツ(80万円)くらいからだと思うので、中央値は、1500万円くらいではなかろうか。欧米のトップ企業は、3000万円くらい出しているところもあるので、平均すると2000万円くらいということなのだろう。

なぜタイの課長・部長の給料は高いのか

なぜタイの課長や部長の給料がここまで高いのか。正直、タイ人が日本の課長・部長と比べて能力やパフォーマンスが良いとは決して思わない。どんなからくりがあるのだろうか。

結論、タイで課長・部長を務められる人材が少ないからだと考えている。日本人というのは非常に優秀な人種である一方、タイ人は、どこかのんびり屋さんが多いのも事実。課長や部長をしっかりやる人を探すのは一苦労だったりする。タイでは、人材の流動も激しく、3~4年での転職はもはや当たり前。そんな中、優秀な人材を集めるためには、お金を積まないと探せない、来ない。タイのマーケットは拡大していて人材の需要は多い中、優秀な人材の供給は少ない。企業は、お金を出すわけである。

とはいえ、タイでお給料が高いのはバンコクのみである。地方に出ると圧倒的に給料は少ない。タイの経済はバンコクに一極集中している状態であり、今後数十年は変わらないであろう。

まとめ

タイでお給料が高いと聞いて、タイで働きたいと思った読者もいるのではないだろうか。実際、タイは気候が良く、ギスギスした雰囲気もないので、日本よりも良い環境といえるかもしれない。

とはいえ、日本を離れていきなりタイで働こうと思うのは、ちと気が早すぎる。十分日本で経験を積んだ後、できれば駐在などでタイに来て自分に合うか判断し、それから自分の働く場所を考えていくのがよいのではないだろうか。

理想を言えば、20代のうちに一度タイに駐在することが望ましい。難しければ、別の東南アジアに駐在するか、旅行でもよいから比較的長めの日程で来る。そうすることで、タイに住んだらどんな感じかがわかるだろう。東南アジアはどこ行っても同じように考えている人がいるが、それは違う。シンガポールは頭一つ抜けているし、バンコクは二番目に大きい都市といってよいだろう。クアラルンプールも大きく、英語が使えることも素晴らしい。ジャカルタは大きくなってきているが、上記の都市と比べるとまだまだ不便さを感じることがある。各都市で食事も異なる。宗教も異なる。

というように、実際住んでみたり、長期滞在するといろいろと気づくことがある。近いうち、東南アジアの各都市について自分なりに特徴をまとめていきたいと思う。

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kiwami
海外在住経験を活かし、海外移住をもっと広めたい。 旅行、スポーツ、写真などのネタを投稿
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