「タイ駐在って実際どんな生活?」「毎日リゾート気分なの?」
実際は、働き方も生活スタイルも日本とは大きく異なることが多く、良い面もあれば注意すべき点もあります。この記事では、現役タイ駐在員のリアルな一日を通して、バンコク生活の実情を詳しくご紹介します。

朝:BTS通勤とローカル朝食が日常
7:00 起床・身支度
バンコクの朝は早く、7時には多くの人が活動を始めています。
特に日系企業で働く駐在員は、日本と同様に8~9時始業の企業が多いため、朝も比較的早めです。
8:00 通勤(BTS or Grab)
通勤はBTS(高架鉄道)やタクシーアプリ「Grab」が一般的。駐在員は、社用車を使うこともあります。
BTSは清潔で時間通りに動きますが、ラッシュ時は日本並みに混雑します。とはいっても、乗っている時間は30分程度だと思いますので、そこまで負担にはなりません。

8:30 ローカルの朝食
オフィス近くの屋台でクイッティアオ(タイ風ラーメン)やカオマンガイ(鶏飯)を食べるのが日課という人も。タイのローカル飯が食べられない人は、家から持っていく人も多いですね。
日中:現地スタッフとチームを組んで業務
9:00 出社・朝礼
タイのオフィスでは、上下関係よりもチームワークが重視されます!!みんなで楽しくやるという雰囲気が大事であり、一見効率は悪いですけれども、長時間の会議も多いです。
現地スタッフとのやりとりは、英語またはタイ語でのやり取りが基本です。日本語を話すタイ人も多いですが、社内公用語は英語としている会社が多いです。
10:00〜12:00 業務:会議・レポート・訪問
- 日本本社とのオンライン会議
- 現地クライアントとの打ち合わせ
- 工場や支店への出張も頻繁
タイでは、工場がバンコクから2~3時間かかる場所にあります。したがって、工場に行くのは一日がかりの仕事です。オフィスはバンコクにあり、工場に1週間で2,3回行くという人もいます。
昼:ローカル飯 or モールでランチ
現地スタッフと近くの屋台村に行く人もいれば、ショッピングモール内のエアコン付きレストランで食事する人もいます。
メニュー例:
- ガパオライス(60THB前後)
- トムヤムクン(70THB前後)

午後:業務継続、現地との調整がカギ
午後は社内外のミーティングや事務作業が中心。
現地スタッフとの連携や、日本本社の意向との調整に頭を悩ませる場面も多いです。
駐在員は、現地スタッフと日本本社との間に挟まれがち。本社は現地の実情を知らないで指示していることが多く、OKY(おまえが来てやってみろ!)ということが多いです💦
夕方〜夜:付き合い・習い事・自分時間
18:00 定時退社→飲み会 or 自由時間
タイでは残業は少なめ。現地スタッフは全員定時で帰ります。駐在員もそこまで遅く仕事しているわけではなく、18~19時には退社し、
- 他社の駐在員との会食
- 日本人同士でフットサル等のスポーツ
- タイ語教室や英会話スクールに通う
といったことをしています。何かと慣れない環境で仕事をしてストレスをためていますので、上記手段で憂さ晴らししています。
週末の過ごし方:旅・趣味・リフレッシュ
週末は、ざっくり次のように過ごします:
- チャチュンサオ、パタヤなどで日帰り旅行
- パタヤ近くのラーン島、サメット島でビーチリゾート
- 日本食スーパーやアーリーでカフェ巡り
- 他者の駐在員とゴルフ

バンコクは大阪よりも規模の大きい都市だと思います。バンコクでカフェやバー巡りをするも良し、2,3時間かけて日帰り旅行するも良しです。
駐在員は何かとゴルフで週末を終わらせてしまう人もいますが、ゴルフだけではもったいないです!!治安も良いタイなので、ぜひみなさまには旅行していただいてタイの魅力を存分に味わっていただきたいと思います。
まとめ:タイ駐在の一日は多様で刺激的
タイでの駐在生活は、仕事とプライベートの両輪で充実した生活を送ることが可能です!!
- ✅ 仕事では異文化対応力が鍛えられ
- ✅ プライベートでは生活コストを抑えつつ充実した時間を過ごせる
👣 今後駐在を目指す方へ:「海外駐在はキャリアにどうつながるのか?」についても、別記事で詳しく解説しています。
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