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コロナの影響 入国制限緩和で感染リスクは高まる!?

9月の訪日客、6か月ぶり1万人超…入国制限一部緩和で

Yahooニュースでこんな記事が出ていた。あれ?外国との往来はまだできないんじゃないの!?と思った人もいるだろう。実は、1万人以上も外国人が一定の条件のもと入国しているのである。

どんな外国人が入国しているか

日本に入国している外国人のほとんどは、ビジネス目的であると思われる。なぜなら、入国後14日間の待機期間があるからである。普通の旅行者は、短期滞在である。14日間も旅行のために宿泊代を出す人はあまりいないので、やっぱりビジネス目的で1から3か月の長期で出張に来ている人が多いのである。

入国者が来た国は、中国、ベトナム、韓国、タイの順で多い。距離が近いということと、ベトナムや韓国では、短期・長期滞在が認められており、ビジネス目的においては、(1)出国前と相手国への入国時に新型コロナの検査を受ける(2)滞在先を事前に届ける(3)移動を仕事先などに制限することなどを条件に、入国後14日間の待機が免除される。だから、自ずと増えてきているのである。

感染が拡大するおそれは

感染者が増える可能性は高まる、と言わざるを得ない。いくら中国やベトナム、韓国、タイでの感染者数が日本よりは少ないとはいえ、いることにはいる。また、実際どれだけ正確な検査をやっているかもわからない。

また、隔離期間が撤廃されている国があることも不安材料である。隔離期間がないと、市中で発症し、感染してしまうこともあるからだ。実際、日本における隔離方法は、私からすればいい加減である。交通公共機関を使わないでくれといっているだけで、基本は自宅またはホテルにいることになる。

ただ、自宅にずっといるといっても、外に食料を調達したりはするので、外には出ることになる。タイでは、ホテルに缶詰めにされ、食事も決められたものしか食べられないといった徹底ぶりなのに、日本では個人に任せているのである。

経済優先か 感染を抑えるか

日本政府としては、感染のリスクをとってでも経済を優先したい、ということなのであろう。外から人を入れればどうしても感染リスクは避けられない。でも、あえて少しずつ外国との往来を復活させる。これは、ある意味正しいと考えている。

アジアでは、欧米と異なり、感染拡大が比較的抑えられている。中でも中国、韓国、ベトナム、タイはかなり抑えられている。逆にフィリピンやインドネシアは厳しい状況にある。またアジアで流行したCOVID-19は、欧米で流行しているものと比べると強力なウィルスでもないようなので、政府はそういったことを考慮して判断していると思われる。

なので、感染が抑えられている国との往来を再開させている方針は、私は賛成だ。何もしなければ、来年の夏ごろ、ワクチンができるまで何もできなくなってしまう。今できるところから、やっていくのは大いに賛成。

今後の展望

今後も、日本政府は、東南アジアを中心にどんどん往来を再開させていくだろう。そして、感染が拡大していない国との間では隔離14日間もなくしていくだろう。

他方で、ヨーロッパやアメリカはまだまだ厳しい。ようやく収まったかと思いきや、一日に1万から5万ほど感染者数が拡大している。第2波の真っただ中である。これは、少なくとも3か月ほど経たなければ収まらないだろう。来年の1月あたりで、ようやく隔離付きで往来ができる、という感じだと考える。

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kiwami
海外在住経験を活かし、海外移住をもっと広めたい。 旅行、スポーツ、写真などのネタを投稿
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