どうもケミストリーです。なんつって。
意外なところでタイのデモが。。
今日は、タイのデモ状況をお話します。タイではデモがまた盛り上がりを見せており、毎週いたるところでデモが行われています。しょっちゅう、大使館から、日時と場所についてメールが来ており、できるだけ近づかないようにしています。
そんな中、2021年9月2日、アソーク周辺でデモがありました。
アソークは、ビジネスの中心地のひとつで、日系企業も多くオフィスがある場所です。そんな場所で交通規制してデモを行ったのです。バンコクに来たことがある人は、そこでやるの!?という感じだと思います。
なぜか、このデモは日本ではあまり報道されていないようですね。おそらく、それは、警察との目立った衝突もなかったからでしょう。メディアは、ビッグイベントがない平和なデモなど興味がないのでしょう。視聴率も関心もとれないと思っていて。
平和なデモはすばらしい
ということで、メディアもあまり関心を示さないほど平和でデモが行われていました。もちろん、リーダっぽい人がマイク使ってけっこう過激なことを言っていたりするんですけど、まわりにいる人は、屋台でご飯買って食べながら談笑していたりと、なかなか和やかだったりします。
8月はずっとロックダウンで、かつ感染が急激に広がっていたので、市民にとっては少しほっとした時期でもありました。そんな中でのデモだったので、ちょっと遊び半分で来ていた人がいるのも事実だと思います。実際、私の知り合いは、ちょっと様子見るだけで参加していたようです。
気分で終わらしてはいけないデモ
デモに参加している人たちをみると、中心は20代と30代。50代以上はほとんど見ないです。10代の人はたまに見かけます。積極的なデモ参加者もいるのでしょうが、どうも気分で何となく参加している人もいるような気がしていて、それだとオリンピックのように一気になびいてしまう危険性があります。オリンピックは、気分で反対していた人が多かったために、いざ始まってみたら面白くてよかった、という始末です。
あまり私の意見を書くつもりはないのですが、今のタイ王室や政府の状況や施策を観察していると、?マークのつくことが多いことは確かであります。これは、今に始まったことではなく、過去からの長い歴史なところもあるので、そう簡単には変わらないと思うものの、デモなどを通して継続的にやっていかないと一生変わらないぞ、という恐怖があります。
タイの人たちがそこまで覚悟しているのか。マイペンライ精神で今さえ良ければOKと考えていないか。そう自問自答してデモを続けていかなければならないのだと思います。
他方で、頭のいい人たちは、タイの外に出て就職するとか、留学に行くとかしてどんどん飛び立っている印象も受けます。国という大きい組織に変化を求めるよりも、自分が変わっていった方が早いと考えてのことなのでしょう。